懐かしの西表島。
僕が渡豪する前に資金を稼ぐために住んでいた沖縄の離島です。
当時そこの島にいった理由は、忙しない社会から抜け出したい、何もないとこに行きたい。というただそれだけの理由でした。
大阪で仕事に追われていた毎日を一旦リセットしたい気持ちもありました。
俗に言うリゾートバイトというもので島に移住し、常夏の島での一人暮らしが始めりました。
僕が働いていたホテルはほぼ内地の人間で構成されていて、島の方はほぼおりませんでした。
人口2400人ほどの島で約半数が移住者です。
なのでそこのホテルだけで働いていても、場所は西表島ですが、現地民と話す機会はあまりありません。
僕は昔からその土地のその生活に馴染むことが観光でも、移住でも、かわらず一番大切なことだと思っていました。
西表島でも色々アンテナを張りながら、運よく現地の若い友達のグループに出会うことができ、そこで楽しく島の生活を満喫していました。
仕事が終わり、近くの浜で素手で走って蟹を捕まえ、それを餌に黒鯛を釣ったり、時には皆で石垣島まで買い物に行き、少し都会な空気を味わったり。
今まで味わったことにない何かを数多く見つけました。
一人は民宿で働き、一人はダイビングの先生、一人はパイン農家で、僕が料理をする。
なんだかすごくいい関係でした。
島にはコンビニも大手スーパーもありません。ATMはだいぶ離れたとこにある郵便局のみです。
そんな環境で生活していると、今まで便利すぎた日常はなんだったのか。と疑問を抱いたことを今でも覚えています。
お腹が減って食べものがあまりない時は、互いに助け合う。
今の社会では他人にそのようなことを言える関係性がある地域はごくわずかであると思います。
一度都会の喧騒を逃れ、あえて不便な環境に身を置くことで、考えをリセットできると僕は思います。
本当にそれで正しいのか。
大きな人生経験をさせてもらった西表島でした。
いい。
海中
イラブチャー
いつも引きが強かった
どこまでも続く道
近々行こーっと
CHAN