ナタデココの話

最近バーガーばっかだったので、違う話題を。

今日、スーパーのレジ前にナタデココドリンクが売っているのが視界に入り、つい購入しました。

まんまとスーパーマーケットの売場戦略に引っかかった消費者です。

とはいえ、ナタデココ食品を口にするのはいつぶりでしょうか。

中学生のころで最後だったかもしれません。

僕はナタデココの硬い側から噛み、食感を楽しむタイプの人間です。(共感してくれる人はいますか)

ナタデココって側面?だけ少し皮膜が厚いような気がするのです。

その部分から歯を入れないと、歯が皮膜を突き抜けたときの快感はあまり得られないと思います。(きゅーりのキューちゃんも食感悪いやつ食べると不快ですよね、でもまたそれも企業の戦略だと思うのです)

ナタデココはスペインの言葉で『ココナッツの上澄み皮膜』を意味し、通常は『なた菌』と呼ばれるものとココナッツウォーターを組み合わせて作り、さいの目に切られて販売されています。

ナタ菌の成分にココナッツウォーターを加え、発酵させることにより、表面にあのような皮膜ができるといいます。

ナタデココはフィリピン発祥のものですが、ナタ菌は正式に輸出することが禁じられており、海外で自分でナタデココを作るのは至難の技であると言われております。

フィリピン発祥なのになんでスペイン語なの?と思ったので、少しフィリピンの歴史を調べました。

フィリピンは歴史に謎の多い国であるとされ、1521年にかのマゼランがたどり着いてから歴史が急展開するまでの記録が甚だ少ないと言います。

コロンブスがアメリカ大陸に到達したことで、主導権を握っていたスペインとポルトガルが世界を2つに分断し、勢力のバランスを保つために制定した条約が『サラゴサ条約』。

フィリピンはマゼラン側のスペインにとって植民地化するのに最適な場所に位置していました。

(ちなみに日本は鎖国中でしたので植民地化を免れました)

そうして、スペインによる侵略が始まる中、立ち上がったのがフィリピンの英雄ラプ=ラプ王。

国民から絶大な人気を誇るパッキャオさんと肩を並べる英雄。(と解釈してます)

マクタンの戦いでマゼランを倒しました。ただ彼が亡くなりしあとはスペイン人により、徐々にキリスト教による洗脳が大きくなっていき、スペインの植民地と化していきます。

この後は、アメリカ軍の侵略による北比戦争や、日本軍による侵略(戦時中、日本軍が東南アジア諸国に対して行ったことを知っていますか、教科書には載ってません、、、)、により、再起と崩壊を繰り返し、今に至ります。

食べ物を勉強することは歴史を勉強することにも繋がりますね〜〜

CHAN