三重県亀山市インド町
こぴらさん
さぁて、第7回目yunou。
今回は三重のインドのこぴらさんに会いにゆきました。(何言ってんだ)
亀山在住のこぴらさん(すいません、本名を聞いておりませんでした笑。でもみんな彼女をこぴらさんと呼びます。どうしてかはわかりません笑)は、インドのお寺で生活をしていた、マジのお方。
僕は3年前に彼女に会ってから、インドでの話をたくさん聞いて過ごしてきました。
なんか、 話すこと話すことが空想の世界の話すぎて最初は本当なのか??と疑問に思うこともありましたが、だんだん時間を共にするごとにこの人はマジなんだ、、、、と尊敬の念に変わってゆきました。
と、こんな感じ。とても面白いこぴらさん。
お昼前にお邪魔して気がついたら日が沈んでました。今回はそんな濃い1日の話です。
お家に着いたらまず出てきたお茶。
今年取れた白茶を少し低温で出してくれました。
まろやかでホッとする味。飲み物ひとつあるだけで場が和む気がします。
僕たちは最初の1時間ほど、ただただ世間話をしていた時に出てきた話。
人との関係性?について。
こぴらさんには(超)破天荒な息子がいます。
人がニコニコしていると、いい子いい子って言われたり、
フンフンしているとあいつは生意気や。と。
彼は”大人って僕たちを一瞬でジャッジするよな。”
とたまに言うらしい。
僕は彼をよく知ってるので今更この発言に対してあまり驚きはしませんが、これを小学3年生の坊主が言うんです。
とてもいい視点だなぁって思って。
恥ずかしいですが、僕も少し前まで見かけで人を判断したり、決めつけることをしたりしていた時がよくありました。
気をつけることもしていても、そんな時ってあるかなぁって思ったり。
大人になるにつれて知識も増え、変に脳みそが発達?(衰退?)してるのと同時になんか変な方向に向かうこともあるのかなぁ。。。と。
と、まぁここは坊主がとてもいい視点を持っているということをいいたかっただけで。
あいつは将来すごい人間になりそうです。
それではまず、こぴらさんの紹介から
こぴらさんは鈴鹿に生まれ、三重県で育ち、かの有名な文化服装学園を卒業したのち、インドへ飛んでいったお方です。その後は今は無き月の庭(ひのめの前にあったお店です)で働いたりしながらインドを行き来しておりました。
小さい頃にガンジス川の綺麗な写真を見てずっと行きたかった思いのまま文化服装を卒業した後そのままインドへ。(当時文化服装は就職率ほぼ100%だったらしい笑)
彼女の肌に合ったインドという地。
2回目に行った時には3年ほど滞在しました。
その後たまたま帰ってきた時に月の庭の故オーナー、まさるさんと意気投合したこぴらさんはそこで働くことなりました。
その後、またインドに渡り、お寺で生活して、この亀山の地に来ました。
今は無理は無駄をモットーに生きている彼女の現在は時たまイベントで出店したり、料理教室をしていたり、でたまにどこかで見かけたらラッキーなお方ですので、また見かけたらぜひ話してみてください。最高です。
そしたらお昼ご飯が出来上がる。
炊き立てもご飯。
サブジとカレー、アチャール。
こぴらさんの料理を一言で表すと
”家庭料理’’
話を聞いていくうちに、あっ、そういうことかと家庭料理というワードにすごく落ち着きました。
こぴらさんの料理はインドのお寺での修行時代の経験から影響を受けていて。
大事なのは、映えとかテクニックではなく、その先にあるものをちゃんと見なさい。とグルじい(こぴらさんの師匠)に言われたと言います。
ではその先にあるものとは?
一概には言えませんが、それは例えばその人のことを考えて料理したり、その時の気候や時刻や気温に合わせて料理したり、ご飯から愛情を感じること。
ご飯を食べて感情が出ることとか。
そのようなことをさせてもらってる僕たち作り手は本当に責任が重大でもある。
果たしてこの思いで料理をしている人はどれほどいるのか。
彼女はそれを当たり前に、且つ本質的にしている方で、料理している人にはぜひ一度これを知った上で料理をすることを職にしてほしいなぁとも思いました。
今回も全て書ききれないまま終わりそうですがご自愛くださいませ。
今週はyunou投稿を月曜日にできず、申し訳ありませんでした。。。
つづく。
CHAN