三重県伊賀市
日々窯
坂口 弘三・亜由美 さん
昔はどちらかというと作家でありたかった弘三さん。
おもてに出ることも好まず、’’かわいい’’ものも好まない(笑)。
昔勤めていた職場は、伝票がきて、それを数だけ作り、納品する。
それの繰り返しだったといいます。
なんだか話聞いていると、探究心の根本は、すごく、造形的な、見たこともないようなものを作りたいんだろうなと感じましたが、それはたまにの遊びというか作家としての表現で楽しんでるんだなぁと感じ、とてもいいなと思いました。
これは僕もずっとうらちゃんと話していることで、作家としての生き方といいますか、本質をつく仕事としてやるべきことでもあるのかなと最近よく思います。
俺の料理を食べろ!
これが俺の表現だ!
を毎回するとしんどいwっていうこと。
その後、買い手と造り手の関係について話していました。
造り手の興味探求を刺激してくれるような買い手の存在ってすごい大切だなぁと。
例えば、買い手がこんなものが欲しい、こういう感じがいい、という意見にできるだけ寄り添うようにする。
そしてその方がリピーターになってまたきてくれる。
最高だなぁと思いました
でもこれらのことはどの職業にも言えることで、
僕の場合はひのめで食事していただく方の考えにできるだけより添いたい。
(もちろん、最高級の松阪牛をくれ!!というような場違いな人は対象外ですが)
だからリピートしていただく方ほどとても緊張するし、それを楽しみにしている自分がいる。
お店を始めて、これってすごくいいことだなぁと思えるようになりました。
つづく
プリプリなわんこもいます。