yunou vol.4 4of4

三重県 鈴鹿市 本地猛さん




そして木桶の話


古くから使われている木の樽。

仕込みが終わった味噌を取り出して、次の味噌を入れるまでの間のこと


洗うときは必ず塩水で洗うといいます。


まるでその木桶の中は宇宙でした。



そして、僕の単純な疑問が。

『こぼれてこないのか?』

使っているのは、木と木の皮だけです。

精巧に考えられた仕組みで組み込まれた先人のちえ。

寸分の狂いもなく作り上げられた木桶は芸術でした。





ですがこの伝統技術を受け継ぐ人が少なくなってきていて、現代社会でこれを作れる人は一握りといいます。

悲しくもあり、受け入れないといけない現実。


この芸術を見て、人はどう思うのか。


ただの木桶と思うのか。

ましてや汚いと思うのか。

美を感じるのか。



東海醸造のたまり醤油、味噌は開封後1ヶ月くらいしたら、白い膜のようなものが上面に出てくるらしい。

それはただの酸膜酵母で、嫌なら除けばいい。

でもそれをカビと捉え、捨てる人も少なくないだろうと思う。

時に無知は良くないこともある。

知ろうとする気持ちが大事。



ぜひ一度、本地さんの仕事、生き方を見て改めて今の生き方を考え直してほしい。





本地さん、本当にありがとうございました。



うらちゃんも、僕も刺激されまくりで最高に楽しいですw


CHAN