三重県 鈴鹿市 本地猛さん
そして木桶の話
古くから使われている木の樽。
仕込みが終わった味噌を取り出して、次の味噌を入れるまでの間のこと
洗うときは必ず塩水で洗うといいます。
まるでその木桶の中は宇宙でした。
そして、僕の単純な疑問が。
『こぼれてこないのか?』
使っているのは、木と木の皮だけです。
精巧に考えられた仕組みで組み込まれた先人のちえ。
寸分の狂いもなく作り上げられた木桶は芸術でした。
ですがこの伝統技術を受け継ぐ人が少なくなってきていて、現代社会でこれを作れる人は一握りといいます。
悲しくもあり、受け入れないといけない現実。
この芸術を見て、人はどう思うのか。
ただの木桶と思うのか。
ましてや汚いと思うのか。
美を感じるのか。
東海醸造のたまり醤油、味噌は開封後1ヶ月くらいしたら、白い膜のようなものが上面に出てくるらしい。
それはただの酸膜酵母で、嫌なら除けばいい。
でもそれをカビと捉え、捨てる人も少なくないだろうと思う。
時に無知は良くないこともある。
知ろうとする気持ちが大事。
ぜひ一度、本地さんの仕事、生き方を見て改めて今の生き方を考え直してほしい。
本地さん、本当にありがとうございました。
うらちゃんも、僕も刺激されまくりで最高に楽しいですw
CHAN