あれはディナー営業用に倉田商店に魚を買いに行った時のこと。
店主さんと魚の色々を話していると、高校生の3人組がやってきました。
少し緊張したような面持ちで、『魚を買いたい』と。
その日は土曜日で、みんなでBBQをするために来たとのことでした。
そこで店主さんと色々話しながら、これにしようかどれにしようか、どう食べようか、どうやって味付けしようか。と’’食’’の話をプロの魚屋から聞いていました。
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感動しました。
僕たちの世代でさえ、そのようなことをしたことの記憶はほぼありません。
BBQをするとなったら大手スーパーに買い出しに行き、肉野菜魚全てをそこでまかなうようになりがちです。
あの高校生たちを見て、僕ら社会人、俗に大人と呼ばれる者たちの消費行動を一度見直すべきではないかと。
倉田商店の前にはマックスバリュがあります。
もちろんそこには魚も売ってます。
野菜も、肉も、卵も、なんでも。
ただそこで全てを賄うのではなく、一手間惜しんで、専門店へ行ってみてはどうでしょうか。
前にも書いたと思いますが、その道のプロから商品を買うのと、自分で選んで商品を買うのとでは、モノの価値に雲泥の差があるようにも感じます。
例えば、イワシを買うとして、自分で選んで『今日はこれを煮付けにしよう』と思って買うこともあります。
でも、これは脂乗ってるからそのまま塩焼きにした方が美味しいよ。と言われたらどうですか。
今までイワシを塩焼きで食べたことはあまりなかったけど、やってみようか。となるかもしれません。
それが良くも悪くも、次の消費行動を変えるきっかけになることもありえます。
学んだお買い物日でした。
倉田商店バンザイ。
CHAN