もう仕事として料理をし始めて7年ほど経ちますが、仕事をしていく中で色々な料理人の方とお話をする機会がありました。
経験豊富な先輩方から、知恵をいただき、勉強になることが山のようになりました。
しかしいざ、お店を経営する立場になると異業種の方との話を好むようになってきて、料理人の方と料理について話す機会が少なくなりました。
もちろん自分の技術はまだまだですが、お客さんの目線で話してくれたことの方がより意味があるように感じるようになったからかもしれません。(あくまでひのめで出している料理のターゲットは同業種ではなく異業種の方々です)
今までは自分の料理を食べてもらって喜んでもらう、とそれを仕事を続ける理由、意味としてきていましたが、そのようなことは当たり前であり、それよりもっと深いところを掘り下げて考えて、行動していかなければならないと思います。
使命とかいうと苦しく聞こえたりするかもしれませんが、『食』に関わっている以上、そう考えることは必然であるように思えます。
僕は幸いにも今までに’’食への危機感’’を人生の至る所で味わってきたので、こう考えるようになりましたが、その経験をしていない場合は深いところを考える思考に至らないかもしれません。
ロス、廃棄、労働形態、賃金、、、、飲食業界全体を通して解決していかなければならない問題が山のようにあります。
目の前のことに追われる生活では先のことは見えません。
余裕を持った生き方を提唱していきたいです。
料理だけやっていてはわからない部分を周囲の異業種の方がたが教えてくれるように感じた、今日この頃でした。
CHAN