スガキヤでラーメンを頼むと、ラーメンフォークというニューウェーブなカトラリーが添えられます。
このラーメンフォーク、実はスガキヤ創業者が環境保全のことを気にかけてこうなったと言います。
森林伐採をして作られる割り箸を使用したくないという思いから、使い回しができて、なおかつ食べやすいものとして作られたそうです。(それだったらステンレスの箸じゃダメなのか、とも思いましたが)
でも今ではスガキヤを象徴するモノになりまして、1種のトレードマークでもあるでしょう。
僕はこの前数年ぶりにスガキヤにいきましたが、なんだかこういうモノがソウルフードとしてあると嬉しくも思います。
ただ、これを利用し過ぎてもいけないと、自分の味覚に警鐘を鳴らし、食事をしていました。
そのときはフードコートで食べていたのですが、僕はフードコートという所に赴いたのはこれまた10年ぶりくらいかもしれません。
学生時代はよく友達と言っていたのですが、それ以降はめっきり遠い存在になっていました。
僕はフードコートで新たな発見をします。
それは、人がどのように食べ、語らい、そこで時間を過ごしているか。
ある人は1人で携帯ゲームをしながら。
ある家族は子供をほったらかしにして、まるで束の間の休息をしているような。
ある子は子供たちだけで食事をしている。
これじゃあ食に興味が湧くはずがない。
ただのエネルギー摂取でしかない。
でも、人それぞれに生活環境、生きかたというものがあります。
僕は今まで恵まれながら、今こうしてまだ恵まれた環境で恵まれたことをしているから、こういう考えに至っているだけで、そうではない人がそう思うことは極めて少ないかもしれません。
でもこうして僕がそういった人たちに、夢と希望を与えれるような、そんな人間になりたいと思いました。
勉強になりました、ありがとうフードコート。
CHAN