ひのめを始めて2年半くらいが経ちました。
この数年でもここでは多くの出会いがあり、別れがあり、ひのめの’’味’’はグッと深まりました。
行ってらっしゃい。と旅立つ人に言え、おかえりなさい。と帰る人に言える。
地に根を張るとは本当にこういうことなのだと実感する。
ただそこに店があるのではなく、そこから動かない、不動のものとしての安心感や高揚感をこれからもずっと大切にしてゆきたい。
飲食店という場所は、通えば通うほど’’実家感’’が強くなるものだと思う。
そこには、一つの飲食店という枠を越えた、ただ食べるだけではない精神的な作用ももたらすと思っています。
そのためにも、毎日きちんと掃除して、空間を整える。
それがあってこその’’食’’だなと皆が思えるように。